紫外線

紫外線でお肌が老化するってほんと?光老化って?

本当です。
実は肌の老化は、年齢老化は20%で、光老化が80%なのです!!
つまり、日頃の日焼け対策がかなりの肌の若返りに!

肌の老化の80%の原因?!光老化の仕組み

光老化の仕組みを知るために 知っておきたい紫外線の種類

では、光老化のしくみを解説してみます。
まず、紫外線には以下の3種類があります。

  1. 一番多く地表に届くA波(315~400㎚)
  2. 人体への影響が一番心配されるB波(280~315㎚)
  3. 地表には全く届かないC波

これらのうち、波長が長いほどお肌の深層部まで届いてしまいます!

紫外線の多い時期は5月から徐々に増えていきますが7月・8月がピークを迎えます。
時間帯はAM10:00からPM14:00 が1日の60%を占めているようです。

お肌の仕組みはどうなってるの?

参考までに、お肌は大きく表皮・真皮・皮下組織という3層からできています。

  • 表皮は、お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)をするところで、0.02mしかありません。
  • 真皮は、「表皮」を支える部分です。生まれ変わる層ではないので、この層が傷つくと、痕が残ってしまうところです。
  • 皮下組織は、上の層を支える層で、動脈・静脈が通っており肌に栄養と酸素を届けたり老廃物を排泄する場所です。多くは皮下脂肪で出来ているところです。

紫外線A波は波長が長く、一番の光老化の原因とされています。
曇り空でも容赦なく降り注ぎ、室内にも窓を通過し、お肌の深部まで(真皮層)ダメージを与える紫外線です。

つまりお肌の弾力やハリ、保湿機能をつかさどる、弾力線維(エラスチン)や、コラーゲン線維(コラーゲン)基質(ヒアロン酸)にダメージを与え変成し老化を進めてしまう紫外線です。

また、2012年の論文で目からも紫外線が入り脳下垂体に影響を与え、メラニンを増やすという報告がされたようです。メラニンが増えるとしみが更に増えやすいということです。
そして、目の周りの皮膚は特に他の皮膚より薄く紫外線A波の影響が受けやすいとされています。

光老化は防げる!しっかりとしたUV対策を

このようなことから、サングラスを推奨しますが、UV対策の無いサングラスをかけるとただ暗い状況になり、目の瞳孔が開き、より紫外線を受けやすい状態になってしまいます。
なるべく目の周囲をしっかり覆いUV対策のあるサングラスを使用しましょう。お部屋の中でも出来ればめがねを使用される方はUV対策のあるめがねをお勧めします。

紫外線B波は表皮まで届き、短時間でも肌への影響が強く、短時間で肌が赤くなる…つまり炎症し、数日後には肌を黒くする作用があります。それだけではなく、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけてしまうなど生体に悪影響をおよぼします。
やはり、A波、B波ともに肌の老化を進めるということです。

皆さんは、自分の二の腕や太ももの内側をどのように思いますか?年齢とともに弾力は確かに失われつつありますが、外に出ているお顔の肌と違って、シミが無く、毛穴も小さく肌のハリもあって、シワも無いですよね。

また、目に見える可視光線の、スマホから出ているブルーライト(350~500㎚)も光老化の原因になっています。
紫外線のA/B波よりも波長が長く、皮下組織まで届きます。寝る前の無防備なお肌状態でスマートフォンを使用していませんか?

日々の生活の中で、UV対策をきっちり行うことで、光老化をかなり防ぐことは可能です。
しっかり対策して、肌の老化を防ぎましょう!


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