エイジングケア

女性の若さの鍵を握る骨と筋肉

美しい背中は、若さのバロメーターですね。全身の状態を背中が物語っていると言っても過言ではありません。そして、美しい背中は骨と筋肉の質で決まります。

そこで、まずは「骨」

骨は体を支えるだけの組織だと思われがちですが、最新の研究で明らかになってきたのは、骨の役割の重要性です。
骨は体の支柱になるだけではなく、全身に色々なメッセージ物質を出しているそうです。
そのメッセージ=ホルモンを出す力が衰えた時、一気に老化が加速すると言われています。

良い筋肉=良い骨

次に筋肉です。ほとんどの筋肉は、骨にくっついていて、筋肉が伸びたり縮んだりすることによって体が動きます。
この伸びたり縮んだり…の時に、筋肉はマグネシウムとカルシウムを必要とします。
そして、それらは、貯蔵庫である骨から供給されます。

マグネシウムとカルシウムが、筋肉の伸縮に関係することをわかりやすく表す例をご紹介します。
運動すると発汗しますが、汗と一緒に流れでてしまうのはマグネシウムで、運動後の筋肉にはカルシウムが多く残っています。つまり、筋肉を縮める役割のカルシウムが過多になり収縮が過剰に起きるのです。これが、足がつったり、こむら返りが起こったり、という現象です。

良い骨からは必要なだけマグネシウムやカルシウムが筋肉に供給され、良くない骨からは十分なカルシウムやマグネシウムが供給されません。
「ダイエットのためにジム通いして、筋トレを続けていたら骨がスカスカになった」という笑えない実話もあります。ちゃんとした指導を受けずに、更年期を過ぎた女性が筋トレをすると、ただでさえ減っているカルシウムが筋肉に取られてしまい骨が痩せる、ということも起こり得るのです。
女性のしなやかな体を作るために、骨が大切であることをお分かりいただけたでしょうか。

「骨と筋肉」が見た目に与える影響

外からは見えない「骨と筋肉」。女性の見た目にどんな影響を与えるのでしょうか。
お腹のイメージ画像をご覧ください。右半身が筋肉が痩せた状態を表しています。
筋肉が痩せると、肌が弾力を失い、肌が弾力を失うと、血流が滞り、肌がたるみます。
左半身との違いは明らかですね。
おなかは洋服で隠れますが、二の腕は切実です。